「実家で飼っている猫、名前は知っているけれど、ごはんは何をあげているんだろう」——離れて暮らす親が犬や猫と暮らしていると、その子のことを意外と知らないものです。親にとってペットは大切な家族。だからこそ、いざというとき家族が困らないよう、ペットの情報も少しずつ共有しておくと安心です。

なぜ「親のペットの情報」を共有しておくのか

親が急に入院したり、体調を崩したりしたとき、残されたペットの世話を家族が引き継ぐ必要が出ることがあります。そのとき、

  • どの動物病院に通っているか分からない
  • 何のフードを、いつ、どれくらいあげているか分からない
  • 持病や薬があるのか分からない

という状態だと、家族もペットも困ってしまいます。ペットも家族の一員として、離れて暮らす親の「もしも」に備えて共有しておきたい情報の一部に含めておくと、いざというときに落ち着いて動けます。

家族で共有しておきたいペットの情報

一度にすべて聞き出す必要はありません。帰省や電話のついでに、少しずつ確認できれば十分です。

  • 基本情報:名前・年齢・種類・性別・避妊去勢の有無
  • かかりつけの動物病院:病院名・連絡先・診察券の場所
  • フード:種類・銘柄・1日の量・食事の時間
  • 薬・持病:持病の有無、飲んでいる薬があればその内容
  • 散歩・生活リズム:散歩の有無や時間、トイレの場所
  • ペット用品:フードやトイレ用品のストック場所、よく使う用品
  • 緊急時の預け先:ペットホテル・知人・親族など、預けられる先
  • 写真・思い出:家族みんなが「その子」を分かる写真

とくにフード・薬・かかりつけ病院は、世話を代わるときにすぐ必要になる情報です。優先して確認しておくとよいでしょう。

帰省のときに、さりげなく確認する

改まって「もしものために教えて」と切り出すと、親は身構えてしまうかもしれません。日常の会話から入るのが自然です。

  • 「この子、最近どう?ごはんは何あげてるの?」
  • 「病院はどこに連れて行ってるの?」
  • 「散歩、まだ毎日行ってるの?」

写真を見せてもらいながら聞くと、親も話しやすく、家族の会話も弾みます。帰省のときに確認しておきたいこと全般はお盆の帰省で確認しておきたい親のことチェックリストもあわせてご覧ください。

情報の「置き場所」を決めておく

集めた情報は、家族の誰かが見られる状態にしておくことが大切です。紙のノートでも、家族で共有できるアプリでも構いません。写真や大切な情報を家族で整理・共有できるアプリ(IQ121など)を、その置き場所の一つとして使う方法もあります。

IQ121は2026年10月に、ペットに関する情報を整理できる「ペットの健康記録(Pet Health Records)」への対応を発表しています(2026年10月7日確認)。公式情報によると、ワクチン接種や服薬の記録、かかりつけ動物病院の連絡先、マイクロチップの情報、写真や動画、メモなどを、家族の重要情報と同じ場所にまとめておけます。これはあくまで家族が情報を整理・共有しておくための場所であり、電子カルテや動物病院のシステム、健康を監視・診断するサービスではありません。実際の診療や健康の判断は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

IQ121・Roll Callは当サイト「親みまもり研究所」の運営元が提供・関与するアプリです(自社サービスの紹介を含みます)。機能や対応状況は変わることがあるため、最新はIQ121公式やアプリストアでご確認ください。

ペットの情報も、まずは一つから。かかりつけ動物病院の連絡先やワクチンの記録など、手をつけやすいものから整理してみてください。

親の情報整理の考え方は生前整理で家族に残しておきたい情報も参考になります。

なお、ペットの健康や食事に不安がある場合は、飼い主である親の意向を尊重しつつ、必要に応じてかかりつけの獣医師に相談するのが安心です。家族が勝手にフードや世話の方法を変えると、かえって体調を崩すこともあります。

よくある質問(FAQ)

Q. 離れて暮らす親のペットについて、まず何を共有しておけばいいですか? A. 「親が体調を崩したとき、家族がそのペットの世話を代われるか」という視点で考えると整理しやすくなります。名前・年齢・種類、かかりつけの動物病院、フードの種類と食事の時間、薬の有無、散歩、緊急時の預け先や連絡先などです。一度にすべてでなく、帰省のたびに少しずつで十分です。

Q. なぜ親のペットの情報まで共有しておくのですか? A. 親が急な入院や体調不良になったとき、残されたペットの世話を家族が引き継ぐ必要が出ることがあるためです。フードや薬、通っている動物病院が分からないと、いざというときに困ります。ペットも家族の一員として、親の情報整理の一部に含めておくと安心です。

Q. 親に「ペットのことも教えて」と切り出しにくいのですが? A. 「もしものとき」と重く切り出すより、「この子、最近どう?ごはんは何あげてるの?」と日常の会話から入るのが自然です。写真を見せてもらいながら聞くと、親も話しやすくなります。

Q. ペットの情報はどこにまとめておくとよいですか? A. 紙のノートでも、家族で共有できるアプリでも構いません。大切なのは「家族の誰かが見られる状態」にしておくことです。写真や大切な情報を家族で整理・共有できるアプリ(IQ121など)を、置き場所の一つとして使う方法もあります。

まとめ

親にとって、犬や猫は大切な家族です。その子のことを家族で少しでも共有しておくと、親に何かあったときにも、ペットを守れます。まずはフード・薬・かかりつけ病院から、帰省のついでに一つずつ。ペット好きの親への贈り物を考えるならペット好きの親へのプレゼントの選び方、親の愛犬・愛猫の写真を残す方法は親の愛犬・愛猫の写真を残すもあわせてどうぞ。いつか訪れるお別れに備える準備は実家のペットが亡くなったら|離れて暮らす家族が確認しておきたいことで整理しています。