重要情報や思い出を整理して家族に残すアプリ「IQ121」が、2026年10月6日、サービス(サブスクリプション)料金の支払いに暗号資産を使える新しい決済方法に対応したと発表しました。「家族情報や終活を扱うサービスで暗号資産決済?」と意外に感じるかもしれません。この記事では、何が変わったのか、そして混同しやすい「暗号資産決済」と「暗号資産の相続」の違いを、落ち着いて整理します。

本記事のIQ121・Roll Callは、当サイト「親みまもり研究所」の運営元が提供・関与するアプリです(自社サービスの紹介を含みます)。機能・対応状況・料金は変わることがあるため、最新はIQ121公式やアプリストアでご確認ください。確認日:2026年10月7日。

IQ121で何が変わった?

IQ121の公式発表(GlobeNewswireを通じて配信され、The Globe and Mailのマーケットニュース欄にも掲載)によると、今回の対応は次の内容です(公式で確認できた範囲)。

  • サービス料金を暗号資産でも支払えるようになった(サブスクリプションの支払い手段の追加)
  • 対応通貨として、Bitcoin(BTC)・Ethereum(ETH)・USDT・USDC・Dogecoin(DOGE) など複数の暗号資産が挙げられている
  • iq121.com のWebアプリで現在利用できるとされています

一方で、iOS / Androidアプリでの対応可否や、対応地域・利用条件は公式発表では明記されていません。「発表された」ことと「日本のすべての利用者がいつでも使える」ことは別なので、利用前に公式の最新情報をご確認ください。

「暗号資産決済」と「暗号資産の相続」は違う

ここが、いちばん誤解しやすいところです。

  • 暗号資産決済=IQ121のサービス料金を暗号資産で支払える、という「支払い方法」の話
  • 暗号資産の相続=親などが持つ暗号資産そのものの保有・承継・秘密鍵(シードフレーズ)の管理・税務の話

今回IQ121が対応したのは**前者(支払い方法)**です。「Bitcoinで払える」ようになっただけで、「Bitcoinの相続をIQ121が自動でやってくれる」わけではありません。暗号資産そのものの管理・相続・税金は、まったく別の問題として考える必要があります。

なぜ家族情報サービスで暗号資産決済なのか

公式発表の説明を踏まえると、背景には次のような利用者像が考えられます(あくまで一般的な整理で、断定ではありません)。

  • 国境をまたいで暮らす家族・利用者がいる
  • 日常的に暗号資産を使っている人がいる
  • 支払い方法の選択肢を増やすという狙い

クレジットカードや銀行振込に加えて、暗号資産という選択肢が増えた、という受け止めが自然です。

本当に「業界初」なのか?

公式発表では「暗号資産決済を取り入れた初期の消費者向けレガシープランニング/ケアプラットフォームの一つ」という自己紹介がされています。これはIQ121自身の位置づけであり、「世界初」「業界初」と言い切るものではありません。

当サイトで確認した範囲では、主要な類似サービス(Everplans・Trustworthy・GoodTrust など)の公開情報に、サービス料金の暗号資産決済への対応は確認できませんでした。ただし、Clocrのように暗号資産やNFTを「資産として記録・追跡できる」サービスはあります。これは「支払い方法」とは別の機能です。また、すべてのサービスを網羅的に確認したわけではないため、「業界全体で初」とまでは確認できません。競合サービスを批判する意図もありません。

親世代の暗号資産で本当に大切なのは、支払いより情報整理

親みまもり研究所の読者にとって、より身近で大切なのは、**支払い方法より「親が暗号資産を持っている場合に、家族が困らないための備え」**です。親が暗号資産を保有しているなら、家族が最低限把握しておきたいのは次のようなことです(一般論)。

  • 暗号資産を保有しているという事実があること
  • どのサービス・取引所を使っているか(存在だけでも)
  • 重要な情報をどこに保管しているか(ありか)
  • もしものとき、誰に知らせたいか

ただし、秘密鍵やシードフレーズそのものを、家族全員で安易に共有するのは避けてください。それらが漏れると資産を失う危険があります。大切なのは「ありか」と「もしものときに辿り着ける道筋」を、信頼できる形で残しておくことです。暗号資産を含む資産全体の整理は親の資産はどう整理する?預貯金・証券・保険・不動産を家族で確認する方法、もしもに備えた情報共有は離れて暮らす親の「もしも」に備えて共有しておきたい情報もあわせてご覧ください。

なお、暗号資産の相続や税金の扱いは、一般の相続と異なる点があります。具体的な手続きや課税の判断は、国税庁などの公的な一次情報を確認し、必要に応じて税理士・弁護士などの専門家に相談してください。

IQ121は何をするサービス?

IQ121は、暗号資産決済だけのサービスではありません。本来の役割は、重要情報や写真・思い出を整理して保管し、必要な人に・必要なタイミングで共有・承継できるようにすることです。今回の暗号資産決済は、その支払い方法に選択肢が一つ加わった、という位置づけです。IQ121の全体像はIQ121とは?できること・料金・ダウンロード方法で紹介しています。

使ってみる

IQ121の現在の機能や対応状況は、公式サイトやアプリストアで確認できます。

(対応通貨・決済の利用条件・対応プラットフォームは変わることがあります。最新はIQ121公式でご確認ください。)

金融・税務の注意

この記事は、暗号資産への投資をすすめるものではありません。暗号資産には価格の大きな変動があり、「値上がりする」「将来性が高い」「安全な資産」などとは言えません。購入を推奨するものでもありません。暗号資産の相続・税務については、国税庁などの一次情報を確認し、個別の判断は専門家にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. IQ121で暗号資産を使って支払えますか? A. はい。IQ121は2026年10月6日、サービス(サブスクリプション)料金の支払いに暗号資産を利用できる決済に対応したと発表しました。公式発表によると、Bitcoin(BTC)・Ethereum(ETH)・USDT・USDCなど複数の通貨に対応し、iq121.comのWebアプリで現在利用できます。対応通貨や利用条件は変わることがあるため、最新は公式でご確認ください(2026年10月7日確認)。

Q. 暗号資産決済と、暗号資産の相続は同じですか? A. いいえ、別のことです。「暗号資産決済」はIQ121のサービス料金を暗号資産で支払える、という支払い方法の話です。親が持っている暗号資産そのものの保有・相続・秘密鍵の管理・税金は、まったく別の問題で、IQ121の決済対応とは関係ありません。混同しないよう注意してください。

Q. IQ121は暗号資産ウォレットですか? A. いいえ。IQ121は、重要情報や写真・思い出を整理して家族に共有・承継するためのアプリで、暗号資産を保管・運用するウォレットではありません。今回対応したのは、あくまでサービス料金を暗号資産でも払える、という決済手段です。

Q. IQ121は暗号資産決済に対応した業界初のサービスですか? A. 公式発表では「暗号資産決済を取り入れた初期の消費者向けレガシープランニング/ケアプラットフォームの一つ」と位置づけています。ただし、業界全体で初であることまでは確認できません。当サイトが確認した範囲では、主要な類似サービスの公開情報にサービス料金の暗号資産決済は確認できませんでしたが、すべてを網羅的に確認したものではありません。


出典(確認日:2026年10月7日):IQ121公式発表(GlobeNewswire, 2026-10-06)/IQ121公式サイト/App Store/Google Play。対応通貨・機能・対応状況は変更される場合があるため、利用前に必ず公式の最新情報をご確認ください。